OracleとEBSとSiebelと駄文と。

Oracle製品ファンとして、見たこと聞いたこと調べたことを綴っています。

EBS5つのミス6/5:運用編

※本記事はTop Five Errors Customers Make When Maintaining E-Business Suite 12 (Part 6) の紹介です。

エントリが6つだと後でわかったから、開き直りの6/5番目エントリ。以下、内容の私なりの解釈です。正確な情報は上記リンクから元記事を読んでくださいませ。

  1. AutoConfigで更新されるファイルを手動で更新する。
    ->Autoconfigで上書きされるから、カスタマイズはAutoConfig Noteのセクション4に従って。
  2. Shared APPL_TOPを使わずに複数のAP層を別々にメンテナンスする。
    ->たとえば、webノード4つがLinuxで、コンカレント+RACのノード4つSolarisにあったらパッチは8回適用しなきゃなんなくてダルい。コンカレントノードをLinuxに持っていって、Shared APPL_TOPすればパッチ適用は1回になる。
  3. 初期化パラメータファイルの値を最大値にする。
    ->危険。OEMや他のパフォーマンス調査ツールを使って設定値を決めましょう。本番化前にパフォーマンステストを行うことも忘れずに。
  4. 使ってないモジュールのinvalid objectは無視。
    ->使ってなくても、DBには登録されてます。障害の元になるから、invalid objectは調査し解消すべき。
  5. パフォーマンスを向上させるため、export/importを使う。
    ->export/importでパフォーマンス向上するかもしれないけど、indexの調査や非効率なSQLを調査すべき。fragment化=パフォーマンス劣化、ではない。

パフォーマンスが問題ならこちらもどうぞ:Debugging General Performance Issues with Oracle Apps