OracleとEBSとSiebelと駄文と。

Oracle製品ファンとして、見たこと聞いたこと調べたことを綴っています。

【応用編】90分で分かる!Oracle Databaseバックアップ&リカバリのポイント凝縮セミナー に参加してきた。

2012/2/24にコーソルさんで開催されたセミナー【応用編】90分で分かる!Oracle Databaseバックアップ&リカバリのポイント凝縮セミナーに参加してきました。参加された皆様お疲れ様でした。コーヒーごちそう様でした。

内容

私チョイスでまとめると

  • アーカイブログモードで運用するのはデフォ
  • 物理バックアップと論理バックアップ、それぞれの特徴とメリットデメリット
  • RMANって便利だ
  • 障害からの復旧方法
  • デモ
  • 質疑

です。ここで詳しく書くこともないと思うのでマニュアル参照*1ということで。

質疑とポイントと

これがセミナーの醍醐味ですよね。

  • Q.ユーザー管理のバックアップ(ALTER TABLESPACE … BEGIN BACKUP;)ってオンライン中に表領域ごとにとるけど一貫性保てるの?
    A.メディアリカバリするから大丈夫
  • Q.取得したバックアップから復旧するとき、別のOSでも可能?
    A.endianが同じならいけると思うけどそもそも復旧で違うOSにすること無いんじゃないか
  • exp/impは11gだと非推奨っぽい。DataPumpを使いましょう。
  • フラッシュバックテクノロジーでTimestampを使う場合ずれるときがあるので注意。*2
  • Q.フラッシュバックテーブルでtruncateした表も元に戻せる?
    A.戻せます戻せないです
  • Q.ポリシー管理ってあまり使われてない?
    A.まだあまり見ないですね
  • Q.SYSAUX表領域の見積もりってどうやればいい
    A.難しいです
  • Q.DBリンクでお互い更新しあってるシステムのバックアップはどうしたら
    A.障害直前まで、って難しくなるので同時にバックアップをとりリカバリする運用になるのでは。

特に最後、DBリンクじゃなくてもSOAでいろんなとこからいろんなとこへ更新かかるシステム構成が多くなってると思うので課題かもですね

感想

私自身データベースを管理してませんが、アプリ作っててテストでデータ消して青ざめたときの対処法としてリカバリ方法は覚えておきたいものです。
また今回のセミナー内容とは直接関係ありませんが、日本のSIer主導のアプリ開発プロジェクトでは開発者に権限を与えない傾向があるように感じてます。リスクを嫌うのでしょうか?だから、末端開発者はミスを起こさない代りにツールを使う権限もなく工数短縮もできなくて歯がゆい思いもするわけで・・・なので、どんな権限があると何ができてどう嬉しいのか、整理したいなと思いました。

(追記 on 4/5)

コメントやtwitterでいただいた情報の追記。

  • フラッシュバックテーブルでtruncateした表は戻せないようです。*3 ちゃんと事前にバックアップ採っときましょうね。
  • 最後QAについて。DBリンクでお互い更新しあってるシステムでどっちかが障害起きた場合でもトランザクション単位なら整合性を保っている・・・はず・・・てことで、完全リカバリでいいはずでした。トランザクションが分かれて1つの業務的なトランザクションを形成する場合は、同一のタイミングに戻さないといけなくなるかもしれません。

*1:http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/backup.112/b56269/toc.htm

*2:https://krown.oracle.co.jp/krown/oisc_showDoc.do?id=47912

*3:https://krown.oracle.co.jp/krown/oisc_showDoc.do?id=84888