OracleとEBSとSiebelと駄文と。

Oracle製品ファンとして、見たこと聞いたこと調べたことを綴っています。

EBS5つのミス2/5:クローン編

※本記事はFive Errors Customers Make When Cloning E-Business Suite 12 (Part 2)の紹介です。

今回、ミス、というより誤解ですね。書いてて私にぐさぐさ刺さってくる・・・。以下、内容の私なりの解釈です。正確な情報は上記リンクから元記事を読んでくださいませ。

  1. Rapid Cloneは、環境コピーを作る選択肢の一つ。
    ->むしろ唯一の選択肢。Rapid Cloneで不都合があればSRをあげてください。
  2. precloneは、1回実行すればいい。
    ->コピー用にサービスを止める前に、precloneは毎回必ず実行すること。precloneによって更新されるcloneディレクトリは、バックアップをとるのも忘れずに。
  3. 32bitのLinuxから64bitのLinuxに移行するのにRapid Cloneを使う。
    ->Rapid Cloneで32bitOSから64bitOSに乗り換えても、64bitOS上に32bitの環境ができるだけ。こちらも参考にどうぞ。
  4. 同じ場所にclone環境を作っておいて、セントラルインベントリの更新を忘れる。
    ->cloneの際はセントラルインベントリの更新も忘れずに。環境削除の際はセントラルインベントリも削除すること。
  5. clone環境作っても、完全なコピーではない。
    ->ノード名など、ハードウェア由来の部分は違うけど、パッチ履歴等は同じです。



ハード環境違えばバックアップ等の運用系プログラムに影響あったりするから、当然完全コピーじゃないじゃん?とケチつけたくなりますが他は・・・いたたたた。
セントラルインベントリについては、KROWN#14410のグローバルインベントリあたりの記述も参考にどうぞ。