iAS(Apache)のaccess_logとerror_log
アクセスログとエラーログについて調べた内容です。11iでもiASのバージョンによって挙動は少々(?)違うようです。
access_log
[内容]アクセスログ。
[設定ファイル]
[デフォルト出力先]
999…はUNIX時間(KROWN#28099より)
[メモ]Apacheサイトとhttpd.confと出力を照らし合わせてみると結構詳細に情報を取得しているみたいです。IPアドレス・時刻・アクセスページがこのログでわかりますのでイタズラはすぐばれそう。
httpd.confの設定上24時間でログローテーションしているので、出力ファイルは複数になります。
error_log
[内容]エラーログ。
[設定ファイル]
[デフォルト出力先]
[メモ]LogLevelがデフォルトでwarnになっており、DocID344141.1やその他の原因で大量に出力されます。対処方法は基本KROWN#62138参照。
error_logはローテーション設定されていません。従ってファイルは1つです。
access_logのように自動ローテーションしたければKROWN#58874の手順でやればよいように思いますがやったことはないのでわかりません。
access_log_pls、error_log_pls
[内容]KROWN#76057から察するに、受け取ったリクエストのうちPLSQLが処理したもののアクセスログとエラーログ…ではないかな…(自信なし)
[設定ファイル]
[メモ]access_log・error_logと設定内容が似ていて、
- access_logはファイル名末尾にUNIX時間がついて24時間でローテーション
→ファイルは複数 - error_logはローテーションなし
→1ファイル
になっているようです。
わかりにくいこと
バージョン表記がわかりにくい。
- 11iの初期のバージョンでは付属のiASは1.0.0であるが、これはiAS 8iらしい。
- 1.0.2.0と1.0.2.1が9iAS R1
- 1.0.2.2も9iAS R1。
最近のEBS 11iの付属のiASはこちらのバージョン。
でもEBS環境で動作を確認すると9iAS R2の動作としてKROWNに記載されている内容に近いのは何だろう。jserv.logじゃなくてmod_jserv.logが出力されたりとか。 - 次は数字が飛んで9.0.2と9.0.3は9iASのR2。
このバージョンはFusion Middlewareの一員である模様。(Lifetime Support Policyより) - 9.0.4はApplication Server10gらしい
EBSで使うiASのバージョンはKROWN#96797で判別できるのですが、今度はOracle HTTP Serverというシロモノと関係があるのかないのかわからなくなった罠。